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お礼状30通を1時間で書く方法


TOSS大和澤田好男

子供たちに聞き取り活動をさせた後,協力者へのお礼状を短時間で書きあげる方法をお教えします。



 夏休みの宿題の一つとして,「戦争体験の聞き取り活動」をさせることがあります。
 父母の実家へ帰省したおりに,おじいさんおばあさんに戦争中の生活や服装,食事などを聞いて,プリントやノートにまとめてくるのです。
 不思議なもので,自分の子供には話さなくても孫には話してくれるようです。

 さて,夏休みが明けて2学期。

  子供たちが持ち寄った様々な「戦争体験の記録」をできるだけ短い時間で処理したい
  ご協力くださった方々にも,お礼状を差し上げたい

と考えます。
 そこで,まず,

 官製はがきの上半分に,お礼文を印刷したものを用意しておきます。  →お礼はがき実例

 そして,発表会の時を迎えます。

 初めに,次のように言います。

  皆さんが聞き取りしてきた貴重な記録を発表してもらいます。
  全員に発表の機会を与えたいので,一人の発表時間は1分間です。
  自分の記録を見直して,特に発表したいと言うところを赤鉛筆で囲みなさい。
  時間は3分間です。

 すると,発表内容が絞られます。
 次に,発表の場面に移ります。
 ここで,

  子供たちの発表を聞きながら,その感想をはがきの下半分の空欄に書き込んでいきます。

 こうすると,子供たちが,焦点化した部分の感想ですから,ポイントを外さず,的確な感想が書けるのです。

  このはがきを,「おじいちゃんの住所を書いてポストに入れてください」と言って子供に渡しておきます。

 このようにして,30人の発表が終わると同時に,30通のお礼状が1時間の授業中に仕上がると言うわけです。

  お礼状を出すことで,保護者や祖父母からも大変感謝され,信頼も得ることになります。

 数日後,このお礼状に対するお礼状が何通も届きました。
 遠くは,長崎からも届きました。  →お礼のお手紙(一部分)


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